お知らせ
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作成日:2008/08/18
儲かる視点は?財務管理入門/資本利益率【終了】



事業を行うからにはせめて5%の資本利益率は欲しいところです。

(資本利益率)

 資本利益率の説明をします。

 資本利益率は

  ┌─────────────────┐

  │  営業利益÷総資本×100%  │

  └─────────────────┘

で計算されます。資本利益率はいうなれば「利回り」です。皆様に今、100万円があったとします。これを1年後に少しでも多く増やしたいと考えたとき、様々な運用方法を考えることと思います。「定期預金がいいか?」「投資信託は?」「外貨建て預金なんかどうだろう?」利率を考えたうえで、決定されることと思います。ここでいう利率が「資本利益率」です。100万を元手にどれほどの利息を稼げるか?企業でいえば総資本を元にどれほどの利益が稼げるか?になるわけです。

 分析の結果、皆様の資本利益率はどれほどだったでしょうか?たとえば、米ドルの外貨建て預金の利率が3.5%であるとします。もし御社の資本利益率がこの数値より低いとすれば・・・。厳しい話になりますが、総資本を全て換金し、米ドル外貨建て預金に貯蓄した方が、事業をしているより儲かるということなります(もちろんリスクはありますが)。ちなみに国内の定期預金は0.05%ということです。金融機関さえ選べば、リスクはほとんどありませんよね。この数値よりも低いとなれば・・・。

 事業を行うからにはせめて5%の資本利益率は欲しいところです。

 さて、御社の資本利益率がわかったところで、なぜ当社の資本利益率は低いのか?高いのか?を分析していきましょう。資本利益率だけでは、そうした分析ができませんので、この資本利益率を2つに分解します。

  ┌────────────────────────────┐

  │ 資本利益率 = 総資本回転率 × 売上高対営業利益率 │

  │                            │

  │    総資本回転率=売上高÷総資本          │

  │    売上高対営業利益率=営業利益÷売上高×100% │

  └────────────────────────────┘

 総資本回転率は、総資本の使用効率を表し、売上高対営業利益率は、営業収益性を表しています。

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