お知らせ
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作成日:2009/08/31
激動の時代を乗り切る経営者の条件とは?【終了】



経営者とは一体どのようなことができる人なのでしょうか。

厳しい経営環境の中で存続し発展することのできる「経営者」とは一体どのようなことができる人なのでしょうか。少なくとも3つのことができる人が経営者であると考えます。

 

 まず、第1に 「方向性を示せる人」 でなければいけません。あるべき姿を掲げ、それに向かって、今何をすべきかを示す必要があります。

たとえば、5年後の会社の姿が描けるかと言うことです。5年後の「事業領域(ドメイン)」「事業規模」を社員に明示できることが経営者の役割です。しかも、常に上昇志向での方向性を示すことが必要となります。もし、現状維持でいいと考えている経営者は後退を意味します。

なせならば、仕事をする人もお客様も経営環境も常に変化し成長していくからです。

方向性を示すには、会社の現状と取り巻く環境を踏まえて最善の策を考え出すという「戦略的思考」を常に持ち続ける必要があります。

したがって、取り巻く環境を正しく把握し、分析できなければなりません。その分析方法として、『SWOT分析』を推奨します。

 第2は、「環境に適応できる人」 でなければなりません。

「これが不足しているからできません。これとこれが整えばできます。」と言う従業員はどこの会社にもいます。それを言うことができないのが経営者なのです。

どんなに立地条件が悪かろうと、人材が不足しようと、経営環境が悪化しようと、限られた条件のもとで企業目的を達成しようとする人が、経営者と呼ばれるのです。だから経営者は「環境適応業」とまで言われるのです。

できない理由を探すのは簡単でも、できる理由を作るのは並大抵ではありません。そのためには「朝令暮改」が必要となるケースが多々あります。後手にならぬよう先を読んで、早めに手を打つ中小企業ならではの対処方法が不可欠となるのです。但し、基本方針は、できるだけ変えてはなりません。

環境に対応し、適応するために行動することを8つ描いてください。

そして、その行動する一つのことをさらに、具体的に8つの行動を考えてください。これが、『マンダラ・マトリックス的思考』です。

つまり、一つの行動に対して、8×8=64個考えてくださいということです。

 第3は、「責任がとれる人」 でなければなりません。残念な話ですが、つい最近私共の取引会社が倒産いたしました。役員報酬も何ケ月も取らず、従業員の昇給を行い、家屋敷を担保に入れ、大学生の子供まで連帯保証させての挙げ句です。従業員との決定的な違いはここにあるのではないかと思います。

従業員のように簡単に辞めるわけにはいかないのです。

10人の従業員を抱える経営者の双肩には家族も含めて約40人の生活がかかっており責任は重大です。

余談ですが、給料を払い続け、債務保証をし、業績を維持し続けなければならない経営者の役員報酬が意外に少ないような気がします。

いずれにしても、最高責任者としての責任をとれる人が経営者です。

しかも、人に仕事を任せた上で責任をとれる人が上級経営者と言われます。

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